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2008/03/24

へっぽこ盗賊繁盛記 / アルマ(はなまる)

 あれは『魔術師ガリアのアトリエ』だったかな?

 アトリエ入り口にある閉ざされた扉。ちゃっちゃと扉を開けて、お宝と御対面とご機嫌なボクの耳に、重く響く声が聞こえてきた。
『そこで止まれ、ニンゲン』
 周りを見回すけど、誰もいない。空耳かと思って扉を開ける作業に戻ろうとしたとき、ソイツと目があった。
 イミテイト・ドア。ドアに擬態する魔法生物。ドアに張り付いた赤い単眼が、ボクを見ていた。
 要するに、魔法のドア。盗賊の技術ではあけることが出来ないんだ。
『ここより先はガリア様のアトリエ。許可なき者を通すわけにはいかぬ』
「あー、えーと。ボクそのガリアさまの知り合いなんだ。通してほしいな」
『ならば合言葉を言え』
「う。やっぱりそう来るのか。…忘れましたー」
『なら通すわけにはいかん』
 予想通りの展開だ。こういうときのパターンは二つ。戦って倒すか、諦めて帰るか。
 魔術師のアトリエ入り口の門番モンスター。強さは推して知るべし。帰ろう。

『…が、誠意を見せれば通さぬことも無い』
 と、回れ右するボクの背中に聞こえてくる三つ目のパターン。

「せいい?」
『ガリア様に対する誠意、これすなわち門扉である私への誠意』
 言葉と共に、ドアノブが変形する。見るからに怒張し、熱を持ったように。
『この私に奉仕し、満足させることが出来れば通してやろう』
「……えーと、具体的に」
『舐めろ』
 ノブが縦に揺れる。心なしか、その先端に液が漏れている気がする。
 ドア内の宝物と羞恥心を載せた天秤が揺れていた。うーんうーん…。

「んっ…。うむぅ、む、ぷはぁ…」
『うまいものだな。全体をほおばって、中で吸うんだ』
「ちゅるぅ…。じゅるぅ…んっ…んぐぅ…んふっ…」
『今度はもう少し舌を使ってくれ。根元から這わすように』
「ふぁい。ちゅ、ちゅ、ちゅぱ、…ぺろ」
『そろそろ出すぞ。たっぷり受け取るがいい』
「やぁぁ! 熱い、熱いのがボクの顔に…!」

 顔についた白くて熱くてネバっぽいものを拭き落とし、約束どおりドアのロックを開けてもらう。いろいろあったけど、お宝とごたいめーん。
 目の前に広がる……がらんどうの部屋。明らかに先に誰かが入って目ぼしい物を持っていった跡。
「まさか…。このドアを開けて誰か中に入った…?」
『うむ。三百七十六時間前に。おぬしに負けず劣らず、なかなかの舌技だった』
「このエロドアー!」
 気付くべきだった。こんなドアが門番なのだ。ボクより先に誰かが来て、同じような手段でドアを開けてもらったことに。
 
 後日、魔法生物の体液がものすごい金額で売買されている事実を知り、さらにショックを受けたボクだった。もう行く気無いけどねっ!

 次は絶対失敗しないぞっ!
アルマ

 

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Comment

(^^)ナゼか今回はボクっ娘が急に女性らしくなっております♪

>急に女性らしく
アルマちゃん、幾度もえろい経験重ねてますし‥(笑)
 
う〜みゅ‥‥、何度か修正したんですけど‥‥orz
同じ顔が描けないというこの画力はなんとかしないとなぁ‥‥(笑)

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